シャローに打つとインサイドから打ちやすい

流行となってる?シャロースイングですが、インサイドから打ちやすいというメリットがあります。

 

シャロースイングの軌道

まずはシャロースイングの軌道を考えます。シャローですから、従来のゴルフスイングの軌道よりも、ややフラットとなります。
見た目的にはゴルフクラブが寝て下りてきます。この特殊なスイング軌道が目新しくて真似したいという人も多いはずです。

シャロースイングの軌道は、確かにクラブが寝てきますが、ここで注目するのはシャロースイングの場合、手元(グリップエンド)が先に(前に)下りてくる軌道となり、クラブヘッドは後方にあります。

手元(グリップエンド)が前にあり、クラブヘッドが後方にある状態を作ってしまえば、インサイドからしかクラブヘッドを入れるしかありません。この状態から、クラブヘッドをアウトサイドから入れることは無理です。

ですので、シャローで打つというのは、スイング軌道がフラットとなりますが、意図的にクラブをインサイドからしか入れられない軌道となります。

 

リッキー・ファウラーのスイング

リッキー・ファウラーのスイングが良い例となりますが、テイクバックからトップ、そしてダウンスイング移行したときというのは、かなりクラブが寝て下りてきますが、シャローな軌道を意識して、クラブが下りてくる起動が右肩よりも下の辺りを通るフラットな軌道となります。

クラブが立って下りてくる

リッキー・ファウラーは、もともとクラブが立って下りてくることが多いです。アイアンショットの場合、クラブが立って下りてくることが多いです。クラブが立って下りてきて、カット打ちになったり、ダフったりすることを予防するためにシャローな打ち方をしてます。

テーラーメイドとキャロウェイ、どっちが飛ぶのか?

2022年 テーラーメイドとキャロウェイどっちが良い?

2022年も新作が発表されました

テーラーメイドは、ステルスシリーズ
キャロウェイは、ローグSTシリーズ

さてさて、どちらが良いのでしょうか?

きっと、メーカーとしてのネームバリューやブランド力からするとテーラーメイドの方が良いというゴルファーが多いと思いますし、実際によく飛びます。

キャロウェイも素晴らしいゴルフクラブを作ってますが、どうしてもテーラーメイドの次というイメージがあります。

きっとテーラーメイドの方が所属してるプロゴルファーが、トップランカーで有名選手が多いからなのかもしれません。テーラーメイドに所属してるプロゴルファーは、タイガーウッズ、ローリーマキロイ、コリンモリカワ、ダスティンジョンソンなどが居ます。ゴルフボールの契約だけですが、リッキーファウラーの名前も上がってます。

常にPGAツアーで活躍して目立ってる選手がテーラーメイドに所属してるワケですから、テーラーメイドも注目されます。

 

2020年(令和2年)最新モデル

2020年(令和2年)最新モデルのゴルフクラブが発売されました。外資系で人気の高い2大メーカーが、ほとんど同時くらいに最新モデルを発表して、発売しました。2月というのは売り上げが落ち込む時期もであるし、ゴルフシーズンとしては、オフになりますから、この時期に最新モデルを発表するということは、ある意味ビジネスライクな考え方をすれば、売り上げを落とさずにオフシーズンでも活気づけたいという理由もあるのだろうと思われます。

さて、テーラーメイドとキャロウェイの新作の方ですが、どちらが飛ぶのでしょうか?

テーラーメイド SIMシリーズ

テーラーメイドの方は、SIMシリーズとなりました。既にSIMドライバー、SIM MAX ドライバーの試打用クラブが出回っており、低スピンで弾きも良く、ツイストフェースと低スピンの相乗効果で曲がり難くて、直進性の高いボールが打てると話題となってます。超低重心で低スピンが打てるのですが、高弾道が打ちやすくなってるので、ロフト角は9.0度でも良いだろうと思います。

ロフト角10.5度ではボールが上がりすぎるように感じました。
ですが、もともとボールが上がり難い人は、迷わずにロフト角10.5度にした方良いです。

ただ、ロフト角9.0度の方がバックスピン量が少なくて、今まで以上に左右のスピンを減らせるので、直進性が高いボールが打てます。つまるところ、スライスし難いということです。なので、真っ直ぐ飛ばせるというだけで、飛距離アップできます。これは、かなりのアドバンテージとなります。

標準装着されるシャフトが、TENSEI BLUE TM50なのですが、かなりソフトスペックとなっており、シャフトが動きたがる感じがしますし、ヘッドが揺れる動くことの違和感がありました。この辺りは、試打しながら自分に合ったシャフトを選ぶと良いです。

あまりにもソフトスペックなシャフトというのは、スイングパワーが吸収されてしまって、飛ばせなくなってしまいます。

テーラーメイドのSIMシリーズは、空気抵抗が減らせるというイナーシャジェネレーターを搭載してますが、空気抵抗が減らせてるのかは判り難いです。ただ、ハーフウェイダウンからインパクトにかけて、ヘッドが加速してくれる感じがするので、少なからず空気抵抗が減らせてるのかもしれません。

標準装着シャフトで打ってみて判ることは、やっぱりカスタムシャフトの方が良いということです。

2020年のテーラーメイドは、かなり低スピンで打てます。
打音がやや頼りないというか、ポコン!という変な音がするのが嫌です。
カーボン素材を多く使用してるので仕方がないのかもしれません。

 

キャロウェイ MAVRIK(マーベリック)

キャロウェイは、MAVRIK(マーベリック)を発売しました。こちらも試打しましたが、かなりフェースの弾きが良いです。というよりも、強い反発で飛ばせるエリアが広がっており、どこが芯なのか判らない感じです。飛ばせれば、それで良いのですが、なんとも不思議な感覚です。

キャロウェイのMAVRIK(マーベリック)も空気抵抗が減らせるヘッド形状にデザインされており、サイクロン形状とか名づけられてます。従来のドライバーヘッドは、横から見るとシャロー形状となってますが、MAVRIK(マーベリック)は特殊な形状となってます。

MAVRIK(マーベリック)は、フェース面がスクエアか、少し開いてる感じとなっており、チーピンが出やすいゴルファーに向いてます。かなり、右腕で叩いてもチーピンし難いイメージがありますので、恐れずに振っていける感じがしました。ヘッドの構造的に叩けるゴルファー向けという印象が強いです。

低スピンなボールが打ちやすいヘッドなので、ロフト角は迷わず10.5度がおすすめです。標準装着シャフトを使用する場合、シャフトがかなり動くので、シャフトの動きでボールを捕まえて、高弾道が打ちやすくなってるだけであって、基本的には低スピンなボールが打ちやすいです。

 

自分に合ったシャフトが必要

テーラーメイドもキャロウェイもどちらも飛び性能が高いです。後は、自分のスイングにあったシャフトをマッチングする方が重要だと感じました。どんなに飛ばせるドライバーヘッドを使っても、シャフトが合ってなければ、自分のスイングパフォーマンスを活かすことができません。ソフトスペックなシャフトでは、シャフトが負けてしまって、弾かないし、シャフトが硬すぎたりハードな場合は、打ち負けてしまってスライスが増えることもあります。

テーラーメイドSIMシリーズも、キャロウェイ MAVRIK(マーベリック)も、どちらも低重心で、フェース面の反発力が高くて、低スピンで飛ばせるヘッドなので、あとはシャフトでどのような弾道を打ちたいのかを決定するという感じでしょうか。

標準装着シャフトでは、ヘッド性能を活かすのが難しいように思いました。かといって、もともと用意されてるカスタムシャフトは、やや重めの硬めで、これまた飛躍してハードスペックとなってるので、飛ばせないだろうと。

ヘッドの性能は重要ですが、それ以上にシャフトとのマッチングが非常に大切で、シャフトの選び方を間違えると、おもうように打てなくなることもあります。一般的に市販されてるドライバーに装着されている、標準装着シャフトというのは、かなりソフトスペックとなってますし、長さが45.75インチとなっており、スイングパワーをシャフトが吸収してしまうこともあります。

なので、硬いシャフトを使うと良いのですが、硬いシャフト=重いというのが一般的で、重すぎると振り難くなってしまうことがありますので、注意が必要です。そういったことから、最近では軽くて硬いという、軽硬(カルカタ)なシャフトが人気となっています。