スライスしない飛ぶドライバーとは、ゴルフボールを飛球線方向に向けて、曲げずに飛ばせるドライバーです。ボールが左右どちらかに曲がるのを防ぐ構造を持っています。 初心者ゴルファー、ティーショットが苦手でスライスが多いゴルファーにオススメの飛ぶドライバーです。
真っ直ぐ飛ぶドライバーのメリット
真っ直ぐ飛ぶドライバーのメリットは、スライスし難いことこれに尽きます。
スライスしないとは言い切れませんが、スライスし難いことは確実です。スライスボールというのは、ドライバーのフェース面がオープン(開いた)の状態でゴルフボールにインパクトしてますので、スライス回転が発生してしまいます。
また、フェースがオープン(開いた)の状態でインパクトすると、いつもよりも高い弾道となります。フェースがオープン(開いた)なので、ロフト角が大きい状態となります。ウェッジでフェースを開いているのと同じような効果となります。ですから、スライスボールというのは、弾道が高くなり、右に大きく曲がってしまいます。
ですから、右の林にボールが飛び込んでしまったり、木々があってもその上を越えてしまって、OBになるというリスクが高いです。
OBというのは、スコアを大きく崩してしまい、大叩きとなるミスです。スライスを減らして、真っ直ぐ飛ぶドライバーを使うことで、スコアをまとめやすくなります。
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スライスしない飛ぶドライバーが向いてるゴルファー
スライスしない飛ぶドライバー、捉まって飛ぶドライバーがどのようなゴルファーに向いてるのかを説明します。ティーショットのスライスはゴルファーの天敵ですから、減らせた方がスコアが良くなります。
(1) スライスが多いゴルファー
ドライバーが苦手でうまく打てないゴルファーの場合、スライスが連発することがあります。スライスすればOBになりますし、大きくスコアを崩してしまう原因にもなります。スライスしないドライバーは、スライサーに向いています。
(2) 初心者ゴルファー
ゴルフスイングが完成されてない初心者ゴルファーの場合、ドライバーショットで右に曲げたり、左に曲げたりすることが多いはずです。初心者ゴルファーもスライスしない飛ぶ ドライバーがオススメです。
スイングが安定しない初心者ゴルファーこそ、飛ぶドライバーを使って、飛距離アップして、スコアをまとめられるようにすると良いです。ドライバーで飛ばせた方が、セカンドショットもグリーンを狙いやすい位置にボールを運ぶことができますので、かなりのアドバンテージとなります。
(3) ヘッドスピードが遅いゴルファー
ヘッドスピードが遅いゴルファーもスライスしない飛ぶドライバーがオススメです。ヘッドスピードが遅いということは、飛距離が出せないということですから、ちょっとしたミスで大きく飛距離を落とすことが多いです。そのような場合も直進性の高いスライスしない飛ぶドライバーを使うと良いです。
最新モデルのスライスしない飛ぶドライバーの特長
最近のドライバーは、総じて捉まりが良く、フェースの弾きが良く、シャフト剛性もしっかりしており、飛び性能が高いドライバーが増えています。捉まるのは、フック回転のボールが打ちやすくなります。スライス回転を減らして飛距離アップが望めます。フェースの弾きが良いのは、反発力が高いですし、ボール初速を速くできます。
重心角(重心アングル)が大きい
重心角(重心アングル)が大きいとヘッドローテーションがしやすくて捉まる
重心角は、重心アングルと呼ばれることもあります。真っ直ぐ飛ぶドライバーは、重心角が大きくなっており、自然とヘッドローテーションできるようになっています。スライスするというのは、インパクトでフェースが開いているから、ボールが右に曲がるわけです。重心角を大きくすることで、フェースが閉じながらインパクトするので、スライスを減らすことができます。
重心角は、大きい or 小さい で判断されます。
重心角が大きいということは、ネックを軸にしてヘッドが閉じやすいです。
重心角が小さいということは、ネックを軸にしてヘッドが閉じ難いです。
スライスを減らすには、重心角が大きいドライバーが向いています。
重心角の大きさを調べる
重心角の大きさを調べる方法を知っておくと良いです
重心角の大きさを知るのは、ドライバーヘッドを垂らすようにして、シャフト部分を机の上に置いていると良いです。ドライバーヘッドが傾きます。この傾き、角度こそが、重心角(重心アングル)です。この角度が大きい程、捉まりが良いドライバーです。最近は、重心角がどれくらいなのかメーカー側がカタログに表記していることもあります。一般的にドライバーの場合、重心角(重心アングル)が、22度以上入っていると捉まりが向上します。
重心距離が長くても重心角が大きくて捉まるドライバー
重心距離が長くても重心角(重心アングル)が大きいと捉まりが良い
重心距離が長くても重心角が大きくなっているドライバーは、捉まりが良いですし、自然とドローボールが打てます。特に、ここ数年でドライバーヘッドのクラウン部分にカーボンを素材を使用して、ドライバーヘッドを軽量化しています。軽量化してた場合、余剰重量がうまれます。その余剰重量をウェイトとして使用します。ソール側のネック軸に近くにウェイトを配置したりして、ネック軸の慣性モーメントを高めて、捉まりを向上させているドライバー増えています。
捉まらないとフェースの反発力も活かされない
捉まりを向上させることでフェース面の反発力が活かされる
最近のドライバーは、捉まりを向上させたドライバーが増えてきました。捉まりを重視する理由としては、捉まらなければ、フェース面の反発力を活かすことができないからです。スライスするということは、捉まってないということであり、フェース面にボールを乗せて、ターゲットに向けて弾き飛ばせてないということです。このようなスライスの場合、フェース面の反発力が活かされてないので、弱々しい弾道になってしまいますし、ボールは高く上がって、飛距離をロスします。
フェース面の反発力を高くしても、スライスばかりでは飛ばせません。
なので、捉まり重視のドライバーが増えてきたということです。
バルジが無くなってきた
打点がズレても無駄なギア効果を抑えて真っ直ぐ飛ばせる構造
そして、ここ数年前から気付いているのは、フェース面のバルジが無くなってきました。バルジが無いので、左右のギア効果が薄くなっています。これは、打点がズレても強い反発が得られますし、打点がズレても真っ直ぐに飛ばすための工夫です。バルジがあるから、ヒール側に当たったボールは左へ飛び出して右に曲がってきます。トゥ側で打ったボールは、少し右に飛び出して左に戻ってきます。この、ボールの曲りが無くなってしまういますから、コントロールができません。しっかりと打てない人にとっては、直進性の高いドライバーになるかもしれません。
今使ってるドライバーがスライスしやすい?
アスリート向けのドライバーは捉まりを抑えている
もし、今使ってるドライバーがスライスしやすいという場合は、アスリート向けのドライバーを使ってませんか?アスリート向けのドライバーというのは、ある程度のパワーを持った、ヘッドスピードが速いゴルファーが使うドライバーです。アスリート向けのドライバーは、フェースがオープンフェースになっていたり、インパクト瞬間でもフェースが閉じすぎない構造になっているドライバーが多いです。
簡単にいうと、捉まり過ぎずに、フック系のミスとかチーピンを減らすための構造となっています。もともと、スライスが多いゴルファーが、このようなアスリート向けのドライバーを使うと、スライスしか打てなくなってしまいます。
ルール適合範囲内で反発力が高い

ルール適合範囲内で、フェース面の反発力を高めているドライバーが増えてきました。フェース面の反発を高める理由としては、反発が高いと、ボール初速が速くなります。反発が高いと、ミート率が高くなるのと同じ意味があり、ヘッドスピードが遅くても、ミート率を高くして、ボール初速が速くなります。
そして、飛距離アップできます。最近ドライバーは、反発力が高くなっており、昔のドライバーと比べてもそれは顕著にあらわれています。昔の古いドライバーを使っていて、最近のドライバーに買い替えると、ボール初速の速さに驚くはずです。そして、多くの人が飛距離アップを実感しています。
反発力が高い飛ぶドライバー
最近の新しいモデルのドライバーは、総じて反発力が高くなっています。その他のドライバーで反発力が高いと感じたのは、M4ドライバー、キャロウェイ ローグ スタードライバーです。M4ドライバーは、ハンマーヘッドというソールの溝の反発力がスゴイです。テーラーメイド側もテストでは、反発係数0.830を超えたデーターがあると公表しており、ルールギリギリの反発です。反発力が全てではありませんが、ヘッドスピードが遅いゴルファーは、反発力が高い方が飛ぶと感じることが多いはずです。
まずは、フェース面の弾き、反発係数を知ることが大切です。
スイートエリアが広い

2019年発売のドライバーは、フェースの反発力が高いだけではなく、スイートエリアが広くなっています。フェースの真ん中で打てなくても、強い反発が得られるエリアが広がっています。自分では当たりが悪い打ち方だった、ミスショットしたと思っても、意外にも飛んでいたりします。これも、飛ばせないゴルファーが飛ばせるようになる構造のひとつであり、ミスヒットでも飛ぶということです。
反発係数
フェース面の反発の高さを数値で表すために反発係数があり、数字が大きい方が反発が強いです。反発が高ければ、フェース面で強いチカラでボールを反発させられます。
0.83 と 0.835 の 違いはたったの 0.005 ですが、反発係数が 0.001 高くなるだけで飛距離が約1ヤード伸びるとされており、0.005 高いのは飛距離が5ヤードは伸びる計算になります。反発係数は、とても難しい計算となりますので、高反発ゴルフドライバーの反発係数に関する詳細記事を読んでいただくと判りやすいです。
一般的なドライバーは、反発係数が 0.83以下となっています。これは、ゴルフ規則で定められているからです。反発係数0.83を超えてしまうと、ルール不適合クラブとなってしまいますので、正式な競技などで使用するできません。
フェース面の肉薄化
フェース面の反発係数を高めるには、フェース面を薄くしなければなりません。フェース面を薄くすることを肉薄化という言葉をつかいます。ただし、あまりにも薄くしてしまうとフェース面が割れてしまう恐れもあるのです。一般的に販売されているドライバーの殆どが大量生産となっており、フェース面の反発を高めるために、フェース面を極限にまで肉薄化するの難しいのです。大量生産であるが故に、フェース面の肉厚に多少のバラつきが発生します。大量生産をする工程において、0.83以内ギリギリの数値で生産するのは難しいです。多少のバラ付きが発生しても良いように、0.83という数値を下回る、0.825、0.828くらいで生産させれています。
一般的なドライバーの反発係数は0.83以下であり、0.825前後であると言えます。いえ、もっと低い数値になている場合もあります。故に、一般的に市販されているドライバーは、低反発ドライバーと呼ばれます。
なかには、ルール適合ギリギリの弾きを追求しているゴルフクラブメーカーもあり、実際にルール不適合となるゴルフクラブが市場に出回ってしまったということもありました。
最近の新しいドライバーの殆どはフェース面の弾きの強さをアピールしています。弾いて、ボール初速を速めようとしています。ボール初速が速くなれば、飛距離アップができるからです。
ドローボールとは
フック回転をかけて、ボールが左に少し曲がる球筋がドローボールです。ドローボールはランが出るので転がりますし、中段道で勢いのある、強いボールを打つことができます。ただし、フック系のミスといわれるチーピンなども注意する必要があります。
ドローボールを打つには、フェースローテーションをしてボールを捕まえる打ち方が求められますが、最近では自然とヘッドが返ってくれるドローバイアスの入った、ボールが捕まるドライバーが増えてきました。このようなボールが捕まるドライバーを使うことで、スライスが多い人はスライスを減らせますし、今よりも直進性の高いボールが打てるようになります。
クラブ総重量が軽い(軽量ゴルフドライバー)
最近は、クラブ総重量が軽いドライバーが増えており、ボールをつかまえてドローボールが打てるドライバーの多くは、クラブ総重量が280グラム台の軽いドライバーが多いです。軽い方が速く振れるし、速く振れた方がボールスピードが速くなり、飛距離アップできます。
パワーの無いゴルファー向け
ドローボールが打てる、軽量ドライバーは、パワーが無いゴルファー向けといえます。ヘッドスピードが遅くても飛ばしたいゴルファー向けです。
ワンサイダー Ji ドライバー

つるやゴルフのオリジナルブランドの短尺ドライバー、ワンサイダー Ji ドライバーです。長さが短いことに併せて、ドローバイアスも強く入っており、振りやすさとボールの捕まりやすさを追求しており、安定したティーショットが望めるドライバーです。
ぶっ飛び系のドライバーではありませんが、一般的な長さのドライバーよりもボールが捕まりますし、とても振りやすいので、スイングが不安定なゴルファーでもスライスを減らせます。
PING G430 SFT ドライバー

PING G430シリーズのドライバーの中でもボールの捕まりやすさを追求したモデルです。しっかりとボールが捕まるので、フェース面の反発力を活かせるし、スライス回転を減らして安定したティーショットが望めます。
前作、G425シリーズのドライバーを使ってた人は乗り換えてみると良いです。
テーラーメイド ステルス HD ドライバー
テーラーメイドのドローバイアスの入ったドライバーです。フェース面はカーボン素材が使用されており、今まで以上に反発力が高くなっており、ボールスピードが速くなります。HDの意味は、ハイドローという意味です。ボールを捕まえて、フック回転のボールが打ちやすいドライバーです。
テーラーメイドのドライバーの中でも真っすぐ飛ばしやすいドライバーです。
テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー

ステルスシリーズのテクノロジーを取り入れたグローレです。ドローバイアスが入っており、ボールが捕まりやすく、スライスを減らせます。フェース面の弾きが良く、バックスピンも少ないので、かなり飛ばせます。テクノロジーの進化を感じる真っすぐ飛ぶドライバーです。
従来のステルスシリーズと異なるのは、グローレの方が日本人向けの設計となってますし、グローレの方が優しく打てます。
今回は、シャフト脱着が可能(アジャスタブルホーゼル付き)なモデルも用意されてます。
タイトリスト TSi1 ドライバー

タイトリストの優しく打てるドライバーです。タイトリストのドライバーの中でもドローバイアスが強く入っており、スライスが減らせるくらいにボールが捕まります。ヘッド自体がボールが捕まりやすくなってるので、中元調子のシャフトを組み合わせても良いかと思います。
ややバックスピン量が多く入りますが、安定したティーショットが打てるドライバーです。打音も引き締まった打音ですし、打感も柔らかく、だけどボールは弾いてくれるという感じのドライバーです。
海外女子プロのネリー・コルダが使っていたことでも注目されたドライバーです。
タイトリスト TSi1 ドライバー 購入
ブリヂストン B3 DD ドライバー

もともとブリヂストンはドローバイアスの入ったドライバーを以前から作ってます。JGRが有名です。そのJGRドライバーの捕まりやすさを引き継いだドライバーが、B3 DD ドライバーです。普通に打ってもフック系の球筋となりますし、フェースが少し開いていても真っすぐ飛ばせます。スイングが安定しない、ヘッドスピードが遅くてボールが捕まらないというゴルファーに向いてるドライバーです。
テーラーメイド SIM2 MAX D ドライバー

少し古いモデルのドライバーですが、適度にボールが捕まりますし、ボールが捕まるけどチーピンのようなフック系のミスが出難いドライバーです。ある意味、アスリート向けなドライバーと言えますが、実際にラウンドでのティーショットでスライスが多い人に向いてるドライバーです。
ドローが打てるというよりは、安定して真っ直ぐ飛ばせるドライバーです。
ややフェード気味にボールが打てます。
スライスしないゴルフドライバーのまとめ
スライスしないドライバーは、良いスコアでラウンドするには、必要です。なかなかゴルフスコアが良くならない、いつも100切れないという人の多くは、ティーショットのミスが目立ちます。ティーショットでのドライバーで右にいったり、左にいったりして、ゴルフスコアを左右するのはドライバー次第という人が少なくありません。
最近のドライバーの多くは、ボールのつかまりを重視しており、スライスし難くなってます。アスリート向けのドライバーを選ぶことなく、アベレージ向けのドライバーを使うことで、安定したティーショットでラウンドできます。
真っ直ぐ飛ばすドライバーの重要性
車とゴルフは切っても切れない関係、車が無ければゴルフ場にいけない~! 車買い替えのことやコイン洗車場のことなどを書いてます。かなりローカルな情報を発信していきます。