ゴルフスイングと速筋

ゴルフスイングと速筋

筋肉の収縮速度

ゴルフスイングで速く振るためには、速筋が必要です。ゴルフスイングのスピードは、筋肉の収縮速度によって決まります。速筋は、筋肉を急速に収縮させることができるため、ゴルフスイングの速度アップには重要な役割を果たします。また、スイングのスムーズさや正確さにも影響を与えます。したがって、速筋を鍛えることは、ゴルフスイングのパフォーマンス向上につながると言えます。

速筋を鍛えることでゴルフスイングでの飛距離アップに効果があるとされています。ゴルフスイングには、スイング中に発生する慣性力を克服し、クラブヘッドを最大速度まで加速するために速筋が必要とされています。速筋は、爆発的な力を発揮することができ、スイングの最大速度を高めることができます。速筋を鍛えるためには、高強度のトレーニングが必要となります。具体的には、スプリントやジャンプ、メディシンボール投げなどのトレーニングが効果的とされています。また、ウェイトトレーニングやバンドトレーニングを行うことで、速筋を鍛えることもできます。しかし、筋肉トレーニングを行う前に、十分なストレッチやウォーミングアップを行うことが大切です。

速筋を鍛える方法としてはスーパースピードゴルフを使うという方法があります。

ヘッドスピード速くするトレーニング・ケトルベルスイング

速筋を鍛える

速筋を鍛えるためには、高強度のトレーニングが必要とされています。以下に代表的な速筋トレーニング方法をいくつか紹介します。

スプリントトレーニング

短距離走を行うことで、爆発的な力を発揮する速筋を鍛えることができます。100mダッシュや200mダッシュ、10mスプリントなどを繰り返し行い、速筋の力を高めます。

ピリオダイゼーショントレーニング

短い高強度の運動と、その後の低強度の運動を交互に繰り返すことで、速筋を鍛えるトレーニング法です。例えば、20秒間の全力スプリントを行った後に、40秒間のジョギングを行い、これを繰り返すことで速筋を鍛えます。

メディシンボールトス

重さのあるメディシンボールを投げることで、脚部や腕部の速筋を鍛えることができます。スタンディングスロー、サイドスロー、オーバーヘッドスローなど、さまざまな投げ方があります。

ハードランジトレーニング

片足で前方に大きく一歩を踏み出して、そのまま膝を曲げ、下半身を落として腰を下げます。この状態で、反対の足を前に出して元の位置に戻します。この運動を繰り返すことで、脚部の速筋を鍛えることができます。

ウェイトトレーニング:重りを使って筋力トレーニングを行うことで、速筋を鍛えることができます。代表的なものに、スクワットやデッドリフトなどがあります。

これらのトレーニングを取り入れることで、速筋を鍛え、ゴルフスイングの最大速度を高めることができます。ただし、トレーニング前に十分なストレッチやウォーミングアップを行い、怪我を防ぐことが大切です。また、トレーニングの際には、自分の体力や体調に合わせて行うことが重要です。

レッグプレスとゴルフ

レッグプレスとゴルフ

レッグプレスは座った状態で、重りを脚の力で押し上げるトレーニング方法です。まさしく脚でウェイト圧す(プレス)運動(トレーニング)です。レッグプレスは、下半身の筋力やパワーを向上させるのに役立ちます。

通常、ジムで見られるレッグプレスマシンを使用して行われますが、自宅でのトレーニングにはダンベルやバーベルを使ったバリエーションもあります。レッグプレスは、スクワットやデッドリフトと並んで、下半身の筋肉を鍛えるトレーニングの基本的な方法の一つです。

 

レッグプレスマシンで鍛えられる筋肉

レッグプレスマシンは、下半身の筋肉を鍛えるために非常に効果的なトレーニング方法です。以下は、レッグプレスマシンを使用して鍛えられる主要な筋肉グループです。

筋肉名 説明
大腿四頭筋 大腿骨に付着する筋肉群で、太ももの前面を形成します。レッグプレスは、大腿四頭筋の前脚の筋肉を特に効果的に鍛えます。
ハムストリングス 大腿の後ろにある筋肉群で、太ももの後ろ側を形成します。レッグプレスを行う際に、ハムストリングスもよく使われます。
大臀筋 お尻の筋肉で、ヒップアップ効果もあるため、美しいヒップを作るためにも重要です。
腓腹筋 下腿の後ろ側にある筋肉で、太ももの後ろ側を形成します。

レッグプレスマシンは、これらの筋肉を同時に効果的に鍛えることができます。ただし、正しいフォームを守り、過度な重量を使用しないようにすることが重要です。

 

レッグプレスマシンはゴルフトレーニングに向いてる

レッグプレスマシンは、ゴルフスイングに役立つ下半身の筋肉を鍛えるために使用できます。ゴルフスイングには、体の下半分の筋肉が重要な役割を果たします。特に、スイングの初めに脚とヒップの筋肉を使用して、適切なバランスと力を生み出し、ボールを打つために必要なエネルギーを生み出します。

レッグプレスマシンは、脚の筋力を効果的に増強し、安定性や力強さを向上させるのに役立ちます。レッグプレスマシンの運動は、大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋などの下半身の筋肉を刺激し、スイングに必要なパワーを開発するのに役立ちます。

ただし、ゴルフスイングは、複雑な運動であり、下半身の筋肉だけではなく、上半身やコアの筋肉も重要な役割を果たします。したがって、ゴルフスイングを改善するためには、単にレッグプレスマシンだけでトレーニングするのではなく、総合的なトレーニング計画を立てることが重要です。

 

レッグプレスは股関節伸展能力を高める

レッグプレスは、股関節伸展能力を向上させるトレーニングの一つです。股関節伸展能力は、大腿四頭筋を主に使用して、膝を伸ばして体を直立させることができる能力を指します。レッグプレスは、大腿四頭筋の前脚を中心に使用するため、股関節伸展能力を向上させるのに非常に効果的なトレーニング方法の一つです。

レッグプレスは、身体の重量に加えて、機械の重りを使うことができるため、より高い抵抗力を加えてトレーニングすることができます。これにより、大腿四頭筋の力を増強し、より強力な股関節伸展能力を発揮することができます。また、レッグプレスは、スクワットなどの重量挙げの代替方法として、下半身の筋力を効果的に改善することができます。

ただし、レッグプレスは、正しいフォームで行わないと、膝への負荷がかかる可能性があるため、トレーニングの前にプロの指導を受けることが重要です。また、レッグプレスは股関節の可動域を制限することがあるため、トレーニングの前に十分なウォーミングアップやストレッチを行うことが必要です。

股関節伸展能力がヘッドスピードを速くする

 

その他、下半身強化できるトレーニング

トレーニング 効果
スクワット 下半身全体の筋肉を鍛える
デッドリフト 下半身、背筋、腹筋、ヒップ周りの筋肉を鍛える
ルーマニアンデッドリフト ハムストリングス、臀筋、腓腹筋を効果的に鍛える
レッグプレス 大腿四頭筋を効果的に鍛える
カーフレイズ 下腿の筋肉を鍛える

柔軟性と筋力の関係

柔軟性と筋力

柔軟性と筋力は密接に関係しており、互いに影響しあっています。

まず、柔軟性とは、関節の可動域がどれだけ広いかを表す指標です。柔軟性が高い人は、体を自由自在に動かすことができ、スポーツなどの運動能力においても優位性を持つことができます。一方で、柔軟性が低い人は、スポーツや日常生活において動作に制限が生じることがあります。

一方、筋力は筋肉の収縮力を表す指標であり、筋力が高い人は、より大きな力を発揮することができます。筋力が強いことで、スポーツにおいてより遠くに飛ばす、より速く走る、より大きな重量を持ち上げるなど、より高いパフォーマンスを発揮することができます。

柔軟性と筋力は互いに補完し合う関係にあります。例えば、柔軟性が低いと、スイングや投げる動作の際に、十分な振り幅を確保できずに制限が生じることがあります。しかし、筋力が高ければ、制限を超えて強引にスイングや投げることができるため、パフォーマンスを維持することができます。また、逆に筋力が低くても、柔軟性が高ければ、大きな振り幅を確保してパフォーマンスを発揮することができます。

つまり、柔軟性と筋力は互いに影響し合っており、バランスよくトレーニングすることで、より高いパフォーマンスを発揮することができます。

柔軟性を高めるには筋力は必要

柔軟性を高めるために、筋力が必要というわけではありません。柔軟性と筋力は、それぞれ独立した能力であるため、別々にトレーニングすることができます。

柔軟性を高めるためには、ストレッチやヨガなどの柔軟性を促進するエクササイズが効果的です。これらのエクササイズを継続的に行うことで、筋肉や関節の可動域を拡大し、柔軟性を向上させることができます。

ただし、筋力があることで柔軟性を高めることが容易になる場合があります。筋肉は、収縮することで関節を動かす力を発揮するため、筋肉が十分に発達していると、ストレッチなどの柔軟性エクササイズでもより深いストレッチが可能になります。また、筋肉が十分に発達していると、関節周りの安定性が高まり、怪我を防ぐこともできます。

つまり、柔軟性を高めるためには、筋力が必要というわけではありませんが、筋力があることでより効果的に柔軟性を向上させることができるということです。したがって、柔軟性と筋力を両方トレーニングすることで、より健康的な身体を維持することができます。

柔軟性が無くなる理由・原因

(1) 運動不足:運動不足は、筋肉や関節の可動域を狭めることがあり、柔軟性を低下させる原因となります。

(2) 加齢:加齢によって、筋肉や関節の柔軟性が低下することがあります。これは、筋肉量や関節軟骨の減少、コラーゲンの減少、神経伝達物質の変化などが原因とされています。

(3) 怪我:怪我によって、筋肉や関節にダメージを受けることがあり、柔軟性が低下することがあります。特に、骨折や捻挫などの大きな怪我をした場合は、回復に時間がかかり、柔軟性を取り戻すのにも時間がかかることがあります。

(4) 姿勢の悪化:姿勢の悪化は、筋肉や関節の負担を増やすことがあり、柔軟性を低下させる原因となります。

ストレス:ストレスは、筋肉の緊張や痛みを引き起こすことがあり、柔軟性を低下させる原因となります。

以上のように、運動不足や加齢、怪我、姿勢の悪化、ストレスなどが柔軟性低下の原因となります。これらの要因に注意し、適切な運動やストレッチ、姿勢の改善、ストレス解消などを行うことで、柔軟性を維持することができます。

ヘッドスピード速くするトレーニング・ケトルベルスイング

ヘッドスピード速くするトレーニング・ケトルベルスイング

ケトルベルスイング

速く振るためのトレーニングとしては、ケトルベルスイングが効果的です。僧帽筋、三角筋、脊柱起立筋、大腿四頭筋、ハムストリングスなどが鍛えられます。ケトルベルスイングは、多くの筋肉を同時に使うことができるため、短時間で全身を効率的に鍛えることができます。ただし、正しいフォームを守り、無理な負荷をかけすぎないように注意して行うことが大切です。

ケトルベルでのスイングは、腰を折りながらケトルベルを後ろに引き、その後前方に力を加えて振り上げるという動きを繰り返すトレーニング方法です。具体的な方法は以下の通りです。

(1) まず、立ち姿勢で、肩幅程度に足を開き、ケトルベルを両手で持ちます。

(2) 腰を折りながら、ケトルベルを両手で後ろに引きます。このとき、腕は伸ばしたままで、背中を真っすぐに保ちます。

(3) 腰を使って力を入れ、ケトルベルを前方に振り上げます。膝を曲げる必要はありません。ケトルベルは肩の高さぐらいまで上げることが目安です。

(4) ケトルベルを下げるときは、腰を折りながら後ろに引きます。このときも、背中を真っすぐに保ちます。

(5) ケトルベルを振り上げるときと下げるときの動作を繰り返します。ゆっくりと行うことも、速く行うこともできますが、正しいフォームで行うことが重要です。

ケトルベルでのスイングは、全身の筋肉を鍛えるトレーニング方法で、特に脚やお尻、腹筋などの下半身の筋肉を中心に鍛えることができます。また、スイングの動きを通じて、体幹の安定性を高め、姿勢改善にも効果があります。

 

ケトルベルスイングで鍛えられる筋肉

ケトルベルスイングは、多くの筋肉を同時に使うトレーニングで、下半身や上半身、体幹の筋肉を効率的に鍛えることができます。具体的には、以下のような部位が鍛えられます。

(1) 下半身:スイングの際に膝を曲げ、腰を下げる動作によって、大腿四頭筋、ハムストリング、臀筋などの下半身の筋肉を鍛えます。

(2) 上半身:ケトルベルを振る動作によって、肩甲骨周りや背中の筋肉を鍛えます。また、腕を伸ばす動作で上腕三頭筋などのアーム部分の筋肉も鍛えることができます。

(3) 体幹:スイングの際に、腰を前後に振る動作によって、腹筋や腰部の筋肉を中心に、体幹全体の筋肉を鍛えます。

ケトルベルスイングは、多くの筋肉を同時に使うことができるため、短時間で全身を効率的に鍛えることができます。ただし、正しいフォームを守り、無理な負荷をかけすぎないように注意して行うことが大切です。

 

ケルトベルスイングとゴルフスイング

ゴルフスイングではゴルフクラブと自分が引っ張られます。ケルトベルでも同じようにケルトベル(ウェイト)と引っ張り合って、遠心力を感じながらトレーニングすることができます。ゴルフスイングとケルトベルでは、似たような動作となります。ですので、ケルトベルのトレーニングはゴルフスイングに向いてます。

ケルトベルスイングでトレーニングをしていると、ゴルフスイングに必要なのは下半身、脚力のパワーが必要不可欠ということが分かります。

軽いものを振る方が速く振れる

軽いものを振る方が速く振れる

軽いものを振る方が速く振れるというのは、一般的には正しいと言えます。

物体を振るときには、物体の重さや振りやすさ、手や腕の筋力、振る力の大きさなどが影響します。しかし、同じ力を加えた場合、重いものを振るほど、その運動量が大きくなり、振り始めやすさが減少します。そのため、重いものを振る場合は、最初の動きをつけるのが難しく、振りの速度も遅くなります。

一方、軽いものを振る場合は、同じ力を加えた場合でも、その運動量が小さくなり、振り始めやすくなります。そのため、軽いものを振る場合は、振りの速度が速くなる傾向があります。

ただし、物体の重さや振りやすさ、手や腕の筋力、振る力の大きさなどは個人差があるため、必ずしも軽いものを振る方が速く振れるとは限りません。個人の能力や体力に合わせて、最適な物体の選択が必要です。

 

速く振ることと運動量

運動量とは、物体の運動の量を表す物理量であり、物体の質量と速度の積で表されます。つまり、物体が速く動くほど、運動量も大きくなります。重い物体を振る場合、その質量が大きいため、同じ速度で振る場合でも、その運動量が大きくなります。

例えば、1キログラムの物体を1秒間に1メートルの速度で振る場合、その運動量は1キログラム・メートル/秒になります。
一方、10キログラムの物体を同じ速度で振る場合、その運動量は10キログラム・メートル/秒になります。

つまり、重い物体を振る場合は、同じ速度で振ったとしても、より多くの運動量が発生するため、より多くの力が必要となります。

ただし、運動量が大きいということは、物体を動かすのにより多くの力が必要となるということでもあります。そのため、重い物体を振る場合は、初速度をつけるのが難しく、力や体力が必要になります。

 

速く振ることで速筋が鍛えられる?

速く振ることによって速筋が鍛えられる可能性があります。

筋肉には、主に2つの種類の筋線維があります。1つは、長時間の持久的な運動に適した「遅筋」であり、もう1つは、短時間の高強度な運動に適した「速筋」です。

速筋は、急激な運動に適応するため、力を素早く発揮する能力が高く、疲労しやすいという特徴があります。このため、速筋を鍛えるためには、短時間で高強度な運動を行うことが必要です。軽いものを速く振ることは、短時間で高強度な運動になる可能性があります。そのため、速筋を鍛えるためには、軽いものを速く振ることが効果的であるとされています。

ただし、速筋の鍛え方は人によって異なり、個人差があります。また、速筋だけでなく、筋肉全体を均等に鍛えることが大切です。
適切なトレーニング方法を選び、バランスの良いトレーニングを行うことが大切です。

 

ゴルフクラブも軽い方が良い?

ゴルフクラブも軽い方が速く振りやすくなりますが、スイング軌道がブレやすくなることもあります。最近は、軽量ドライバーなども人気があります。クラブ総重量が軽く、ドライバーヘッドも軽くなっており、振りやすさの追求、ヘッドスピードを速くすることを追求してます。

ゴルフのためのトレーニング

ゴルフのためのトレーニングのことを書きます。
参考にしてください。

 

ゴルフに筋トレは必要か?

ゴルフに筋トレは必要なのかどうか? よく議論されてることですが、ゴルフに筋トレは必要となります。基本的なゴルフスイングを習得するには、ある程度の筋力が必要となります。ゴルフスイング理論が紹介されてる書籍などを読んで、試してみると判るのですが、ある程度の体力と筋力が無ければ、実現することが難しいです。

といっても、無駄に筋肉をつけて、筋肉増量だけを考えた筋トレは意味がありません。ゴルフもスポーツなので、筋肉が無いよりは、筋肉があった方良いです。筋肉が無ければ運動することができませんので、ゴルフだけではなく、他のスポーツでも筋肉があった方が良いです。

ゴルフスイングに必要な筋肉をつけて、必要な筋力を養うという意味で、筋トレが必要となります。
ゴルフには、瞬発力の筋肉 と 持久力の筋肉が求められます。

瞬発力の筋肉

ゴルフスイングは、素早い動き、瞬発力が求められます。ですから、瞬発力の筋肉が必要となります。

持久力の筋肉

ゴルフは18ホールありますので、最後まで安定した集中力を維持するためには、持久力の筋肉が必要となります。

 

おすすめの筋トレ

プロゴルファーになるわけではいので、ハードに鍛える必要はありません。だけど、適切なゴルフスイングをするには、ゴルフに必要となる基本的な筋肉を養うための筋トレが必要となります。

主には、ベンチプレス、バーベルカール、バーベルスクワット、
背筋を鍛えるラットプルダウンなどが有効的です。もっと細かな種目を取り入れたがるトレーナーとか居ますが、自分の目指してるところ、自分のスイングと照らし合わせながら筋トレすると良いです。

まずは、ベンチプレス、バーベルカール、バーベルスクワットの3種目だけでも、鍛えられます。

ベンチプレスで鍛えられる筋肉

大胸筋、上腕三頭筋、三角筋が鍛えられます。

大胸筋などは、ゴルフスイングとは関係ないように思われがちですが、かなり関係性があります。両腕(両手)を身体の中心に添えて、両腕(両手)ゴルフクラブを持って、持ち上げる動作をするには、大胸筋が必要となります。

また、トップスイングを作ったときに、胸を開くように右肩を後方に引っ張って捻転差を作るときに必要となるのが大胸筋です。

ダウンスイングからインパクトにかけては、肩の筋肉、腕の筋肉を使ってるイメージが強いですが、実は大胸筋、広背筋群などが主に活発に動いてます。これは、剣道でも同じです。竹刀を両腕(両手)で持って、上下に振るという動作をするには、腕の力や肩の力も使いますが、大胸筋と広背筋群を大きく使っていることが殆どです。

大胸筋、広背筋群という上半身の筋肉の中でも大きな筋肉を鍛えることで、ゴルフスイングに必要となる動作を取り入れやすくなります。

大胸筋だけを鍛えても意味がありませんし、広背筋群だけを鍛えても意味がありません。表裏、同じくらいのパワーじゃなければ、釣り合うことができずに、適切なパワー出力ができません。

 

ゴルフとベンチプレス

ベンチプレスは、筋トレのなかでも人気のある種目です。人気があるから良いというわけではありません。効率よく、大胸筋を鍛えることができます。また、ベンチプレスというのは、大胸筋だけしか鍛えられないと思ってる人も多いかもしれませんが、実は全身運動となりますので、大胸筋以外の筋肉も鍛えられます。

ベンチプレスは、持ち上げるときに腕の力だけで持ち上げようとしても持ち上げることができません。胸の筋肉を使って持ち上げることが求められます。さらには、背中を反らせて、脚力を上半身に伝えて、胸のあたりにエネルギーを集約させることで、ベンチプレスを持ち上げることができます。

つまり、ベンチプレスは大胸筋だけではなく、他の筋肉も鍛えられるし、脚力(下半身)の力を伝達させる、キネティックチェーンの要素も養うことができます。

ゴルフスイングに大胸筋は不要と思われてる人も多いかもしれませんが、とても重要です。大胸筋(胸の筋肉)が、発達してなければ、背中の筋肉、肩の筋肉を使うことができません。

つまり、拮抗筋と主動作筋との関係により、反対の動きをする筋肉も必要となります。

ゴルフスイングでは、背筋が必要、肩甲骨周りの筋肉が必要と言われますが、背中の筋肉を活かすには、表の筋肉である大胸筋や肩の筋肉が発達してる必要があります。腕の筋肉で考えると判りやすいです。腕を曲げるときに使う筋肉、腕を伸ばす時の筋肉、2種類の筋肉が必要であり、腕の表裏に存在してます。なので、ゴルフスイングで必要な筋肉だからといって、一部分だけを鍛えるのではなく、全身まんべんなく鍛えることが望ましいです。

バーベルカールで鍛えられる筋肉

上腕二頭筋、上腕三頭筋などが鍛えられます。ゴルフクラブを持ち上げるのに必要となります。肘よりも上の筋肉を使うことで、肘より下を脱力させて、素早く振ることが可能となります。上腕二頭筋と上腕三頭筋の発達により、肘の曲げ伸ばし(伸縮)を素早く行うことができるようになります。トップスイングに向けて右肘を大きく曲げますが、このときに上腕二頭筋と上腕三頭筋により、強いパワーを蓄積できます。

ラットプルダウンで鍛えられる筋肉

僧帽筋、広背筋など背中の筋肉を鍛えられます。背中の筋肉は、ゴルフスイングにとっても大切な役割を果たします。背中の筋肉が発達していた方が、腕を高く上げられますし、速く振ることができるからです。

バーベルスクワットで鍛えられる筋肉

大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングなどが鍛えられます。ゴルフスイングのパワーの要となるのが下半身であり、脚力です。下半身を鍛えることで、脚力をスイングエネルギーに転換して、力強いゴルフスイングが実現できます。

脚力が強いだけでは、意味がありません。脚力を上半身に伝えて、ゴルフスイングを加速させるように振るには、上半身の筋力も必要となります。筋肉が無ければ、各部位のエネルギーを伝達させることができません。

 

筋トレの効果

筋トレをはじめると、まずは筋肉がどれくらいでつくのかとか、どれくらいパワーアップができるのかということを気にします。はじめは、筋肉がつくというよりは、身体が動かしやすくなります。今まで、筋肉量が少なくて、動かしにくかった身体が動かしやすくなりますし、思った通りに動作しやすくなります。
ゴルフに特化した筋トレ(ウェイトトレーニング)

筋トレをしたことで、血流が増えて、神経が繋がってきます。つまり、運動神経が高まってきたとも言えます。まずは、鈍っていた身体の動きを甦らせることを考えると良いです。

 

筋トレの効果はどれくらいで現れるか

筋トレを始めると気になるのが、どれくらいで筋肉がつくのか、どれくらいで効果がでるのかという点です。テレビCMでやってるような、緩んだ身体の人が筋トレしてムキムキになるには、かなりの歳月を要します。筋トレをはじめたばかりの時は、まずは身体が動かしやすくなることを意識した方が良いです。

筋トレをすることで、筋肉を動かして、刺激するので、血流量が増えますので、今までよりも身体が動かしやすなります。神経が繋がってきたと表現することもあります。つまるところ、運動神経となります。そうなんです、筋トレすることで、筋肉が増量するよりも、神経が繋がってきて、身体が動かしやすくなる感覚が先にきます。これも筋トレの効果のひとつとなります。

別の言い方で表現をすると、自分が思ってる通りに身体を動かしやすくなったということです。頭でイメージしてる通りに身体が動かしやすくなれば、イメトレ(イメージトレーニング)も意味を成します。筋肉がついて、パワーアップすことだけを考えるのではなくて、神経がつながってることも考えると良いです。

ゴルフスイングにとって、筋肉がついてパワーアップすることも大切ですが、神経がつながってきて、身体が動かしやすくなるというのも、大きなメリットとなります、とても重要なことです。ゴルフスイングというのは、身体を捻じりながら、下半身は逆に動きをしながら、脚を踏み込んで、上半身と下半身の捻転差をつくるという、複雑な動作が入ります。これは、ある程度の筋力と運動神経が無ければ難しい動作となります。

筋肉はどくらいでつくか?

筋トレしてどくらいで筋肉がつくか?個人差がありますが、一週間2回筋トレをした場合、1ヶ月目くらいから筋肉量が増えてきたことを感じるようになります。筋トレの回数を増やして、筋肉に負荷をかければ良いワケではありません。筋肉を休ませることなく、筋トレを続けると、逆に筋肉が委縮してしまうことがありますので注意が必要です。

ファンクショナルトレーニング

筋トレするだけではなく、ファンクショナルトレーニングを取り入れることも大切です。筋トレだけでは、強くて硬いだけの筋肉となってしまいますので、使える筋肉にする、機能的にするということで、様々な動作を取り入れたトレーニングをします。

トレーニングジムに併設されてることが多いです。バトルロープとか、ボックスジャンプなどがあります。個人的には、ボックスジャンプがおすすめです。ジャンプして、ボックスに乗るという動作を取り入れたりして、瞬発力を養います。

 

バーベルスクワット・デッドリフト

下半身を鍛えるには、バーベルスクワット、デッドリフトがお勧めです。とくには、バーベルスクワットはゴルフスイングで必要となる下半身を鍛えることができます。お尻の筋肉(大殿筋など)、ハムストリング、大腿四頭筋などを鍛えることができます。脚を伸ばしたり縮めたりするための、筋肉を消えたえることができます。強い脚力はゴルフスイングを強化してくれます。

地面を踏むように縦の運動を入れることで、脚力を上半身に伝えて、ゴルフクラブを加速させることができます。

 

ゴルフとデッドリフト

デッドリフトはバーベルスクワットに似てますが、動きと鍛えられる部位が異なります。デッドリフトは、腰支点の動きとなり、お尻の筋肉、背中、ハムストリングを鍛えることができます。スクワットと似てますが、バーベルを持ち上げたりするときに、正しい姿勢が作れてないと、持ち上げることができません。

腕や肩の力を使わずに、下半身の力だけでも持ち上げるようにします。

デッドリフトとひことで言っても、幾つか種類があります。
ゴルフスイングに効くのは、ルーマニアンデッドリフトです。

従来のデッドリフトと比べて、かなり股関節に意識を置いた運動となり、腰支点の動きは、腰を蝶番(ヒンジ)として、上下運動します。

ゴルフスイングに置き換えて考えると、股関節から前傾をつくったアドレスから、お尻、大腿四頭筋、ハムストリングを使ってスイングしやすくなります。良く言われる、下半身を使ったスイングで打ちやすくなります。また、下半身が強くなれば、腕の力よりも下半身の力が勝るので手打ちし難くなりますし、ゴルフクラブを加速させやすくなります。

 

腕力も必要

ゴルフクラブを握って、腕で持ち上げるという動作があるので、腕力もある程度は必要となります。この場合、腕の力だけでゴルフスイングをするのではなく、あくまでもゴルフクラブを持って、持ち上げるための基礎的な力となります。なので、ある程度の握力も必要となります。

 

ゴルフクラブ買い替えるよりも鍛える

どうしても飛距離アップしたくて、直ぐにドライバーを買い替える人が居ます。私の友人にも居ます。直ぐにヤフオクで新しいドライバーを買ってみて、使ってみて、ダメだったら直ぐに買い替えてしまうという人。

ドライバーを買い替えるのは、悪くありませんが、飛ぶドライバーだからといって、誰もが簡単に飛距離アップできるとは言い切れません。たしかに、最近の飛ぶ ドライバーは、低重心、低スピン、反発も高くて、飛び性能が高いです。ひとつ言えるのは、飛ぶドライバーに依存するのではなく、ゴルフスイング(打ち方)に依存することが大切です。どんなに飛ぶドライバーを購入しても、適切な打ち方ができてなければ飛ばせません。

筋トレして必要な筋肉を増強することは、適切なゴルフスイングをするためです。

 

飛ばすには、飛ぶドライバーを使うこと

筋トレしてパワーアップしても、もともと飛ばせないドライバーを使っていたら意味がありません。

飛ばすには、飛ぶドライバーを使うことが必須条件です。つまり、飛ばないドライバーを使っていれば、どんな打ち方をしても飛びません。これは、当たり前のことです。飛ばないドライバーというのは、自分のスイングに合ってないドライバーのことです。

シャフトが重かったり、硬すぎたり、ロフト角が小さすぎたりして、実は自分のスイングパワーでは打ちこなせないようなドライバーを使っているゴルファーは、とても多いのが現実です。自分に合わないドライバーでも、練習場やゴルフ場で奇跡的に打ててしまった、一発に飛距離が、ハードスペックなドライバーでも、打てると錯覚を起こしてしまう要因となっていることもあります。

そして、ボールの捕まりが抑えられてるようなドライバーを使ってる場合、スイングでボールを捕まえなければなりません。そのような打ち方ができない場合、スライスしか打てません。スライスばかり打っていては、スコアがまとまりません。ティーショットでミスするというのは、ゴルフではスタートからミスしてるということになり、次につながりませんし、スコアもまとめられません。

最近は、ボールが捕まりやすい、ヘッドローテーションしやすい構造を持ったドライバーが増えてます。重心角(重心アングル)が大きくなっており、自然とヘッドローテーションしてくれるので、スライスを減らせます。

 

飛ぶドライバーを打つためのスイング

飛ぶドライバーを使う場合、ゴルフスイングの方は飛ぶドライバーに合わせると良いです。最近の飛ぶドライバーは、重心角が大きくなっており、自然とヘッドが返りやすく、ボールが捕まりやすいです。ですので、フックグリップ(ストロンググリップ)で握って打つと、はじめから左方向にボールが飛び出してしまい、チーピンになりやすいです。

また、インサイドからヘッドを入れていくと、チーピンがでやすくなります。もともと、ボールが捕まるのに、捕まるゴルフスイングで打つと、左へのミスが増えてしまいます。このようなことを考慮して、ゴルフクラブとゴルフスイングを調和させることも必要となります。

 

飛ぶドライバー

最近のドライバーの殆どが、低スピンなボールを打てるようなドライバーヘッドとなっています。そして、低重心であることが、基本となっています。低重心にするメリットとしては、スイートエリアよりも少し上でボールを打ちやすくなりますから、ボールに与えるバックスピン量を減らすことができ、キャリーもランも出すことができます。

ドライバー選びの最低条件としては、低重心であること!
これがポイントです。

ロフト角

飛ばしたいという気持ちが強いから、ロフト角が小さ目のドライバーを選んでしまう傾向にあります。ですが、ロフト角が小さいと、打ち出し角が低くなってしまい、十分な高さをだすことができません。つまり、直ぐにボールが着地してしまうということです。これでは、思うように飛距離アップをすることは難しいです。

数年前、フェース面側に重心を置いた、浅重心(前重心)のドライバーが、主流となりつつ頃に推進されたことは、ロフトアップでした。ロフト角を大きくして、打ち出し角度を高めにすることで、バックスピン量が少なくて、棒球と呼ばれるような、弾道を打つことができるとされていました。昨今のドライバーも、バックスピン量は少な目となっていますので、自分が思っているよりも、ロフト角は大き目の方が良いでしょう。その方が、打ち出し角を高くすることができますので、高くあげて飛ばすことができますし、結果的にキャリーを出すことにつながります。

スイートエリアが広いドライバーを選ぶ

スイートエリアが広いドライバーを選ぶということも飛距離アップにつながります。といっても、最近のドライバーの殆どは、スイートエリアが拡大されており、フェースの芯を外しても、それなりに強い反発で飛ばすことができます。

つまり、スイートエリアが広いということは、フェース面のトゥ側、ヒール側でボールをヒットしても、スイートエリア近くで打ったとと似た様な、強い反発で飛ばせるということです。最近のドライバーは、スイートエリアが拡大されていますから、フェース面のどこで打っても、概ねそれなりに飛んでくれるというメリットがあります。このことを寛容性のあるドライバーと呼ぶこともあります。

スイートエリアを拡大するために、各メーカーは様々な工夫を取り入れています。ソール側に溝(スリット)を入れてみたり、ヘッドのクラウン部分が、たわむような効果が得られたリしています。

シャフトは、十分に撓らすことができるシャフトを選ぶこと

ドライバーといえば、ヘッドばかりに意識がいってしまいますが、大切なのはシャフトです。実は、ゴルフクラブの性能やドライビングパフォーマンスの良し悪しを決定するのは、シャフトと言えます。シャフトが自分に合っているかどうかで、全く別のゴルフクラブのようなイメージを持ってしまうこともあります。

自分に合ったシャフトを選ぶ方法としては、ヘッドスピードを計測する、スイングリズムを知るということが必要です。ゴルフショップなどで計測をしてもらって、自分の本当のスイングパフォーマンスを知ることが大切です。

弾きの強いドライバーを選ぶ

フェース面の弾きが強いドライバーを選ぶということも飛距離アップにつながります。フェース面の弾きというのは、フェース面の反発とも言えます。例えば、キャロウェイのGドライバーは、ヘッド内部に2本の柱を備え付けており、ヘッドの無駄なたわみを抑えることで、強い反発が得られるようになっています。キャロウェイ曰く、ルールギリギリのCT値となっているとのことです。つまり、ルールギリギリの反発で飛ばせるということです。

弾きが強いことのメリットは、ボール初速アップが可能になるということです。ヘッドスピードを速くするということも、実はボール初速をアップさせるということになります。ヘッドスピードを速くするのは難しいです。筋トレ、トレーニングなども必要となってきます。ですが、弾きが強いドライバーを使えば、簡単にボール初速アップさせて、飛距離アップさせることができるということです。

 

高反発ドライバーを使う

もし、パワー不足で、筋力も衰えつつあるという場合、高反発ドライバーを使って飛距離アップするという方法もあります。
高反発ドライバーは、ルール不適合の反発係数となっており、フェース面の高い反発力でボールを弾き飛ばすことができますので、非力なゴルファーでも飛ばせます。飛ぶドライバー | 超高反発性能ドライバーの紹介 2023年 というサイトで細かく紹介されてますので、参考にしてください。

ただ、高反発ドライバーは、ルール不適合であるため、正式なゴルフ競技、月例などでは使用することができませんので、注意が必要です。また、正式な競技じゃなくても、高反発ドライバーを使うことを邪道だと感じる人も居ますので、高反発ドライバーの使用に関しては、周りの人への配慮なども必要となることがあります。

 

筋トレしてる場合、シャフト選びに注意すること

筋トレしてる場合、今以上にパワーアップする可能性があります。また、筋トレしてから2~3日後にゴルフ練習をしてみると、かなりゴルフクラブが軽く感じて、めちゃくちゃ速く振れることもあります。それは、筋トレ時の激しい重さに耐えていたので、ゴルフクラブが軽く感じてしまうということです。

それは、筋運動感覚残効 という現象です。重いバーベル、ベンチプレスで筋トレしていたので、その重さに慣れてしまい、ゴルフクラブを持つと軽く感じてしまうという現象です。

ぶっちゃけ、ゴルフのために筋トレをしてると、筋運動感覚残効を繰り返して、常に変化が付きまとうことになります。今日は、ゴルフクラブが重く感じるけど、筋トレした後は、とても軽く感じてヘッドスピードが速くなって飛ばせたりして、重さと、ヘッドスピード、飛距離の感覚がズレやすい時期と言えます。このような場合、シャフト選びに注意してください。あまりにも軽くて柔らかいシャフトを選んでしまうと、シャフトが負けてしまいます。できれば、ちょっと背伸びしたくらいのハードスペックなシャフトの方が良いです。

 

筋トレしてパワーアップしないと飛ばせない

日本のゴルフは、なぜか筋トレすることが否定的に捉えられてる傾向にあります。筋トレしても、ゴルフにはあまり良い影響が無いという風習が漂ってます。筋トレしても意味が無い、筋肉つけても飛ばせない、筋トレしてもうまくならないと言われることが多いですが、ゴルフというスポーツには、筋肉が必要ですし、筋トレもしないよりは、筋トレした方が良いです。

日本は筋トレに否定的

どうして、ゴルフに筋トレは必要ない、不要であると考えてしまうか意味がわかりません。きっと、筋トレするというのは、筋肉の増強とボディメイクのことで、ゴルフというスポーツに活かせる筋肉づくりになってないからだという意味が含まれてるのだろうと思います。

ですが、ゴルフというスポーツには、筋トレは必要です。
しっかりと筋肉に負荷をかけて、強い筋肉、パワーのある筋肉を養うことが必要となります。

ファンクショナルトレーニングが必要

また、筋肉を鍛えるだけでは、強くて硬い筋肉となってしまいます。ですから、使える筋肉にするためのメニューを取り入れることが必要となります。一般的には、ファンクショナルトレーニングと呼ばれてます。身体の機能向上を目指したトレーニングとなります。

ジャンプしたり、素早く立ち上がったり、階段を上がったり下りたりなど、身体の動作を素早く、そして効率的に行えるようにするためのトレーニングが、ファンクショナルトレーニングです。

ボックスジャンプ、バトルロープなどが、ファンクショナルトレーニングのメニューのなかでもポピュラーです。

 

キネティックチェーンを理解する

また、キネティックチェーンを理解すると良いです。全ての動作、全ての運動は、ひとつの筋肉だけで成り立っているのではなく、多くの筋肉から成り立ってます。

ゴルフスイングであれば、脚の筋肉が必要となります。が、脚の筋肉といっても、大腿四頭筋、ハムストリングなど様々な筋肉が必要となりますし、背筋、肩の筋肉、上腕筋群も必要となります。キネティックチェーンは、運動連鎖という概念もあります。それは、下半身から動かして、下の筋肉から順番に動き出して、上半身にパワーを伝えていきます。ゴルフスイングもその概念が当て嵌まり、下半身から始動することで、効率よく、力強いゴルフスイングで打てます。

キネティックチェーン(運動連鎖)を取り入れるには、ある程度の筋肉量が必要となります。まったく運動してこなかった人の場合、筋肉量が少ないので、スムーズに身体を動かすことが難しいです。ですから、筋トレをして、筋肉を養うことが必要となります。

特にベンチプレスは、上半身だけで持ち上げてるように思われがちですが、全身の力を使ってます。下半身の力を活かして、腰を入れて、全身のパワーを胸に集約して持ち上げます。なので、脚の筋肉を強くすると、ベンチプレスを持ち上げやすくなったりもします。

 

血流量が増えて神経が繋がる

この場合、筋トレして筋肉増強を目指すのも良いのですが、先で述べたように使える筋肉にするためのファンクショナルトレーニングを取り入れることが必要です。そして、筋トレをはじめてみると理解できると思いますが、身体が動かしやすくなります。それは、筋トレで筋肉に負荷をかけると、血流量が多くなりますので、筋肉を動かしやすくなります。ボディービルダーのように胸の筋肉だけをピクピクと動かすこともできるようになります。これは、神経が繋がってきたと言います。

つまり、筋トレをしたことで、血流量が増えて、今まで動かせなかった筋肉が動かしやすくなったということであり、運動神経が良くなったとも言えます。筋トレをすると、筋肉が増えたり、筋力が強くなるよりも、まずは動かしやすくなります。これが、もっとも大切なことです。筋力が強くなってなくても、身体が動かしやすくなりますので、ゴルフスイングではスムーズなスイング打てるようになりますので、若干ですがヘッドスピードが速くなります。

 

筋トレする目的を知る

何が言いたいのかといいますと、筋トレするということの目的は、筋肉の増強・パワーアップもありますが、まずは神経が繋がって動かしやすい身体をつくることができます。そして、ファンクショナルトレーニングを取り入れることで、機能向上を目指し、効率よく身体を動かすことができるようになることを目的とすると良いです。

筋骨隆々じゃなくても、飛ばせるのは、この辺りに理由があります。そして、ゴルフというスポーツに筋トレが必要となる理由も上述した、神経が繋がる、身体が動かしやすくなる、機能向上、効率よく身体を動かすことができるようになるという点に集約されてます。

筋トレして、筋肉増強こそがゴルフ上達にはならないということです。

股関節伸展能力がヘッドスピードを速くする

股関節伸展能力

股関節伸展能力とは、屈曲した状態から骨盤を立てる動作のことで、股関節を回旋して骨盤を倒したり、立てたり、伸ばしたりする動作のことです。
股関節伸展が強いとヘッドスピードが速くなるとされ、飛距離アップするためには、股関節伸展能力を高める必要があります。

股関節伸展を英語で言うと、Hip Extension(ヒップエクステンション)となります。

海外のゴルフスイングでは、ヒップターンするという言いますが、まさしく股関節を回旋するという意味です。股関節を回旋して、骨盤を寝かせたり、立てることで、ゴルフスイングの要となるスイングパワーが作られます。

 

ゴルフスイングと股関節伸展能力

股関節伸展をすることでゴルフクラブが速く振れるのは、股関節を回旋しようとすることで、脚力を使います。その脚力が筋肉と神経を通じて、上半身に伝わって、スイングパワーになるということです。すなわちスクワットとなります。

股関節伸展能力が高い(強い)と走ったり、ジャンプしたり、投げたりという動作が強くなります。

ゴルフスイングでいうところの、床反力、ジャンプスイング、左脚の踏み込みなどは股関節伸展のことを意味しています。
また、下半身がからスイングするというのは、股関節伸展を使うという意味です。

 

股関節伸展の鍛え方

股関節伸展を強くするには、ジャンプしたり、走ったりという運動を取り入れて鍛えることが必要となります。特にジャンプすることで、下半身の筋肉が鍛えられますし、下半身と上半身を繋げている腸腰筋が鍛えられて、屈曲した状態から伸ばしたり、立ち上がったりという動作を速くすることができます。

 

ベンチプレスをする場合でも、脚を踏ん張って、背中を反らせるのは脚力を使おうとしてるからであり、股関節伸展動作を取り入れてます。そして、脚力を上半身に伝えて、ベンチプレスを持ち上げようとします。これは、レッグドライブとも呼ばれます。なにが言いたいのか、上半身の動きをサポートしているのは、下半身であり、強い脚力であるということです。そして、上半身と下半身を連動してる中間的で重要な部位が腰となります。

筋肉サプリ(プロテイン)の必要性

 

BCAA(必須アミノ酸)も筋肉サプリで摂ると良い理由

必須アミノ酸も食事から摂るのは難しいです。摂れない訳ではありませんが、摂るのが難しいです。BCAAとは、バリン、ロイシン、イソロイシンです。体内で合成されないアミノ酸として知られてます。BCAAが重要視されるのは、体内で生成されない栄養だからという理由もありますが、実は筋肉の中にある必須アミノ酸の約40%くらいは、BCAAで構成されているからです。

つまり、BCAAが無ければ筋肉は成り立たないからです。
というよりも、人間の身体全体がタンパク質でできてます。
このタンパク質こそが、アミノ酸が結合したものです。

なので、アミノ酸は重要です。

とくに、筋トレする前、運動する前の約30分くらい前にBCAAを摂ると良いといわれてます。ですが、運動するまえにガッツリと食事をすることは、なかなか難しいです。ということから、BCAAを摂るときにも筋肉サプリやBCAAサプリを飲むと良いです。

 

筋肉サプリの必要性

タンパク質を摂るのも、BCAAを摂るのもかなり大変であるということが判りました。
だから、筋肉サプリが必要であるということも判って頂けたかと思います。

HMBを生成するには、たくさんのロイシンが必要となり、食事で補うことが難しいです。
なので、HMBサプリも必要となります。

プロテイン(タンパク質)、BCAA、HMBなどを適切に摂って、効率の良い筋トレと健康的な生活をおくりましょう!

筋トレでパワーアップして優勝したデシャンボー

プロゴルファー誰もが筋トレ、トレーニングをしているはずです。が、ブライソン・デシャンボーのように短期間で筋肉の増強を行って、試合で優勝したという選手は殆ど居ないかと思います。

ブライソン・デシャンボーは、かなりハードな筋トレをして、肉体改造をしたそうです。
以前よりも、約9キログラム体重を増やしたそうです。

ゴルフの科学者と呼ばれており、独特な考えによるゴルフスイング、ゴルフボール選びなどが有名です。パターのシャフトは、いちはやくカーボンシャフトを取り入れたりもしてました。

様々なアイデアと科学的知見から、自分のゴルフを構築しようとしてましたが、今回は自分の肉体改造することで、飛躍的な飛距離アップとパワーアップで次元の高いゴルフをしてました。

ドライバーの飛距離 343ヤード

2020年 ロケットモーゲージでは、343ヤードというドライバーショットを見せつけてくれました。

あきらかに身体的能力が高くなっており、後ろ姿も大きな背中となり、肩、背中、全体を鍛えたことが伺えます。

筋肉増強と瞬発力を高めた

また、デシャンボー本人談ですが、脂肪をつけたのではなくて、筋肉をつけたということで、強い筋肉を増やした(筋肉増強)ということです。さらには、筋トレして筋肉増強をしただけではなく、瞬発力を高めるためのトレーニングも取り入れたと話してました。

さすがに、どのようなトレーニングをしていたのかは、公開されてませんが、飛距離アップに特化したトレーニングを積んできたことが伺えます。

デシャンボーのようなプロゴルファーは、日本では考えられないかもしれません。日本のプロゴルファーで、あそこまで鍛えて勝とうとした選手が居るかどうか?デシャンボーのように鍛えなくても、そこそこ飛べばよいという考えなのかもしれません。

世界で活躍する選手は、多くの強敵と戦う訳ですから、かなり鍛えて、飛ばして、勝てるゴルフをしようと考えるのでしょう。

シニアゴルファーが飛ばすコツ

シニアゴルファーが飛ばすコツ

流石に年齢的にも筋トレしたり、トレーニングすることが難しくなってくる人が増えてきます。それでも、トレーニングジムに通って、定期的に鍛えていたり、基礎体力を養うためのトレーニングをしてる人も少なくありません。やはり、シニアゴルファーでも、飛ばすには筋トレ、トレーニングをすることが大切です。

シニアゴルファーも筋トレすると良い

シニアゴルファーでも筋トレすると良いです。最近は、年齢に関係なく筋トレする人は増えてきてます。いきなり、ハードな筋トレをするのは無理かもしれませんが、少しでも負荷をかけることで、筋力アップできます。ただし、筋トレし過ぎると、筋肉痛どころか筋疲労がとれなくて、大変なことになってしまうこともあるので注意してください。

 

YouTubeで紹介されてる飛ばすコツ

ネットで検索するとシニアゴルファーが飛ばすコツとか、シニアゴルファーが飛ばせるスイングとか、YouTubeなどでも紹介されてます。イマイチ意味が判らないことも多いのです。それは、ゴルフスイングという一連の動作の一部分だけを抜き出して紹介をしているので、要となるところは紹介されてなかったりするからです。

年齢が50歳超えて、60歳に差し掛かるというのに、今からゴルフスイングを変更したりするのは、辛いし、無理があると考えているシニアゴルファーは少なくありません。ならば、どうやって飛ばすのかというと、飛ばせるゴルフクラブを使うのが賢明ですし、それが飛距離アップの近道となります。

目的は飛距離アップですが、もう少し具体的にお話をしますと、ヘッドスピードが遅くても飛ばせるゴルフクラブを見つけるのが良いということになります。

今よりも飛ばすには、大きく簡単に3つの方法がありますので、以下に紹介します。

 

(1) 最近の飛ぶドライバーを使う

最近の飛ぶドライバーは、様々なテクロノジーが詰め込まれており、ヘッドスピードが遅くても飛ばせるドライバーが多くなってきました。低重心のドライバー、深重心で高弾道が打ちやすいドライバー、重心角が大きくなってヘッドが返りやすくてスライスし難いドライバーなどがあります。色々なドライバーを打ってきましたが、もっとも飛ばせるのは、重心角が大きくてスライスし難いドライバーです。スライスしないだけでも、直進性が良くなるので、それだけで10ヤードくらい飛距離アップできることもあります。

 

(2) 手持ちのドライバーを高反発加工する

これは、禁断の方法です。また、失敗してしまう可能性もあります。今、自分が使ってるドライバーのフェース面を研磨して、 肉薄化して高反発にするという方法です。高反発加工費用が必要となります。高反発加工費用は業者によって価格が異なりますが、概ね3万円~4万円の 間で加工をしてもらえます。

失敗するという場合、フェース面を肉薄化にし過ぎてしまって、フェースが割れてしまうというケースです。 この場合、フェース面を研磨してもらった業者に保障や弁償を求めることはできません。もともと、ゴルフクラブメーカーが推奨してないことを しているので、保証などは効きませんので、注意してください。

手持ちのドライバーを高反発加工にすると、ドライバーのメーカーは、有名メーカーのT社だけど高反発飛ぶ、フラッシュフェースで有名なC社のドライバーだけど格段と飛ぶという自分オリジナルの高反発ドライバーを使用することができます。高反発ドライバーのように、よくわからないメーカーとかではないドライバーを加工して使えます。とても満足感があります。また、本当に15ヤードくらいは飛距離アップできるようになります。

 

(3) 高反発ドライバーを使う

もともとフェース面を高反発にして、飛ばせることを前提とした設計をしたドライバーが多く、全体的なバランスがとれたモデルが多いです。最近は、チタン合金に加工技術が向上していることもあり、フェース面に肉薄化が進んでおり、とても薄くて、超高反発で飛ばせるという高反発ドライバーが増えてきました。ただ、そのような高反発ドライバーは加工技術代が嵩むので、ドライバーの価格も高価になることが多いです。ただ、確実に飛距離アップできます。