股関節の回旋を意識すること
ゴルフスイングもその他のスポーツも運動(動作)の要となるのは、股関節の回旋です。ゴルフスイングでは、動作を分析すると、どうしても腰(骨盤)が回転してるように見えるので、腰を回転するという言葉で表現することがあります。
ですが、実際のところ腰(骨盤)を回転させることはできません。股関節を回旋させなければ、動作できません。股関節を回旋させることで、身体の重心位置を移動させて、腰(骨盤)が回転してるように見えます。
ゴルフスイングの場合、脚を踏み込むことで股関節を回旋させて、腰(骨盤)を縦に動作させることが必要となります。
床反力とか、地面反力と呼ばれる動きとなります。その他、腰を切ると呼ばれることもあります。
右側の脚を踏み込んで、股関節を回旋させて、骨盤を縦に動かすことで、バックスイングでは右側の骨盤が上に移動し、左側の骨盤が下に向きます。
ダウンスイングでは、左脚を踏み込んで左側の股関節を回旋して、左側の骨盤を縦に動かします。ゴルフスイングは、腰を回転するのではなくて、股関節を回旋させます。そして、骨盤を上下運動させることが必要となります。
骨盤が上下運動することで、腰が回転してるように見えるということです。
タイガーウッズのスイング
特に、タイガー・ウッズは、骨盤を縦に動かすのがうまいゴルファーです。上の動画は、タイガーウッズのスイングですが、腰が回転してるようには見えません。むしろ、腰は回転してません。が、股関節にズボンの皺がよってますので、股関節を回旋してることが伺えます。
股関節のパワーと筋肉
股関節は誰でも簡単に回旋させることができます。が、股関節のパワーをつけるには、トレーニングする必要があります。この場合、股関節を鍛えることはできません。関節は鍛えられません。股関節を回旋させる(動かす)ために、必要となる筋肉を鍛えることが必要となります。
内転筋群、大腿四頭筋群などを鍛える必要があります。また、お尻の筋肉(大殿筋群)も鍛えると良いです。そして、強い脚力を上半身に伝えるためには、大腰筋、小腰筋、腸骨筋を鍛える必要があります。ローリー・マキロイの肉体美から学ぶこと
まずは、脚力を強くするために、バーベルスクワットを取り入れて、脚を曲げ伸ばしする力を強くすると良いです。そのためには、大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングなどを鍛えると良いです。
また、脚力を強くするだけではなく、瞬発力が必要となります。ファンクショナル系のトレーニングを取り入れて、ジャンプしたり、跳躍力を養うと良いです。